【財団法人】一般財団法人を設立するには何人必要なの? 理事、監事、評議員の人数とその役割をざっくり理解する。

くらし

写真:練馬大鳥神社

一般財団法人を設立するには、理事、監事、評議員になってくれる人を一定人数以上集めなければなりません。

必要な人数は?

理事、監事、評議員は一般財団法人を運営するための構成員です。法律に定められています。

理事、監事、評議員を必要な人数集めることができなければ、一般財団法人を設立することができません。

必要な人数は、

  • 理事 3人以上
  • 監事 1人以上
  • 評議員 3人以上

です。

理事って何をするの?

一般財団法人の理事は、株式会社でいう取締役に該当する存在です。

一般財団法人から業務執行を委任される代わりに役員報酬を受け取ります。

実際に手を動かして一般財団法人の実務を行います。

  • 理事会の運営(日程調整、資料準備、議事説明、議事録作成)
  • 評議員会の運営(同上)
  • 決算書類・事業報告書の作成
  • 予算書・事業計画の作成 等

また、奨学金事業を行う財団であれば、

  • 募集要項の作成
  • 募集活動
  • 申込書のとりまとめ
  • 選考委員会の運営
  • 奨学金の支給 等

を行います。

これらの仕事の一部を事務局にやってもらうこともありますが、コントロールをするのは通常は理事です。

評議員って何をするの?

評議員という存在は、株式会社にはありません。

株主に近い部分はありますが、財産的な請求をする権利はありません。

評議員は、ひとことでいうと実務を担う理事のお目付役です。

実務を理事が行い、理事の監督を行うのが評議員です。

また重要事項を決めるのも評議員の役割です。

重要事項の中には人事権(理事・監事の選任解任)も含まれます。

重要事項は、

  • 定款の変更
  • 理事、監事の選任、解任
  • 決算書類・事業報告書の承認

などです。

監事って何をするの?

監事は株式会社の監査役に該当します。

一般財団法人の業務内容と財務内容を監査します。

一般財団法人に問題が起こらないように監督するのが監事の役割です。

どうやって集めればいいの?

理事、監事、評議員を集めるのは一苦労です。

その財団の活動に関係する個人や団体、設立者の知人・取引先等に、その担い手を打診するのが一般的です。

奨学金事業を行う団体であれば、

  • 設立者の親族
  • 設立者の所属する会社の役員・従業員
  • 地域の教育関係者(教育委員会関係者、校長など)
  • 取引先
  • 金融機関 等

です。

一般財団法人として非営利の事業を行うのであれば、身内だけで固めるのではなく、

幅広いバックグラウンドをもつ方々に参画をしてもらうことがポイントです。

【あとがき】

昨日は、食器洗い、掃除などを。

テレビ周りの配置を変えました。少しスッキリしています。

【あたらしいこと】

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